conoha V3サーバに移行してみましたが、予想を超えた不調です。
基本的にzfsのsnapshotをsend and receiveしてIPアドレスを更新するだけなのでFreeBSDマシンの移行自体は簡単なのですが、conoha v3が腐っているようで非常に不調です。この記事は新サーバだけに投稿しているので、これが見えているということは新サーバにアクセスしていることになります。v3サーバは以下の点が腐ってます。
(1) IPv6アドレスが17個使える筈なのに先頭の1個以外は全く通信できない。
IPv6のdefault gatewayへのpingでも先頭の1個以外は全く通らない状態です。現在、conohaサポートに問合せ中。
(2) セキュリティグループのdefaultはIPv4/IPv6とも全て通る設定のように表示されるが、実際には通らない。
カスタムグループを作って、defaultと同様にIPv4/IPv6のIN/OUTを全部通るように設定してこちらに切り替えると通りました。
(3) VNCのキーマップが101キーボードに設定できない。
移行作業ではコンソールを使ったので、101キーボードからの記号の入力が非常に苦痛です。v2サーバでは106/101キーボードは切替可能でした。
(4) v3サーバ用(?)のDNSが一部正常に設定できない。
v2サーバ用の設定画面では正常に登録できていたレコードが幾つかエラーで登録できません。DNS設定画面の「v3サーバ用はこちら」を無視してv2用の設定画面を使い続けることで回避しました。conohaサポートに聞いた所、v2用を使い続けても構わないとの回答ですが、同時に行った他の質問への回答からスキルレベルの高くない人からの回答と推測できるため、どこまで信じて良いのか不安ではあります。なお、v3用のDNS設定画面ではconoha DNSサーバのどれをNSレコードに設定しているのか確認できません。
(5) 移行のためにプライベートネットワークを使おうとしたのですが、v2サーバとv3サーバ間では通信できない。
サポートからの回答では、通信可能とのことなので私の何らかの設定ミスかもしれませんが、面倒なので通常のパブリック側のネットワーク上でzfs send/receiveを行いました。移行が終わり今後必要ないため、これ以上の調査は行いません。
(6) APIの仕様も変わったのかもしれない
作業中にミスってしまいDVD imageを使いたくなったのでAPIを利用しようとしたが、2年前の方法では旨くいかなかった。これは手打ちなのでタイプミスや私の勘違いかもしれません。面倒になってDVD imageを使わずに頑張って106キーボードからvncで記号を入力して回復させたので、この件もこれ以上の調査は行いません。
現時点では2個目以降のIPv6アドレスが利用可能になることを期待してIPv6の設定は移行前のマシンと同じにしているため、このwordpressへのアクセスを含め、このマシンの殆どのIPv6通信はできないため、IPv4へfall backしている状態です。conoha v3ってv2の機能縮小版ってことなのかなぁ?