BD-Rへのbackup

色々実験した結果、今の所以下の状況です。
(1) BD-RへFreeBSDでgrowisofs -Zで初期書き込みは可能。(UDF 1.02になるようだ。)
(2) growisofs -Mによる追記はできない。ISO9660の追記は可能であるが、udfは追記してもファイルが見えない。ISO9660では4GB以上のファイルが扱えない(レベル3にきちんと対応していないバグ)が、udfとiso9660を併記しているメディアならmount_udfを使わずにmount_cd9660を使って、その後、xorrisoで追記したファイルを復元することは可能かもしれないが実験していない。
(3) BD-REとBD-Rは全然別物と考えたほうが良い。UDF 1.02〜UDF 2.50でフォーマットしてBD-REで実験した結果はBD-Rには全く適用できない。
(4) BD-RE/BD-RE DLならば、ubuntuならUDF 2.01以下でフォーマットすればmount_udfでmountして普通のファイルシステムとして使える。したがって、BD-REを使うなら、追記、変更、削除等何でもできる。
(5) BD-REをUDF 2.50でフォーマットするとubuntuでもread onlyでしかmountできない。
(6) BD-RはUDFのレビジョンに関わらずubuntuではread onlyでしかmountできない。
(7) NetBSD 8.0ではUDFは2.60までの全てのバージョンでread/writeが利用できるとマニュアルには書いてある。実際、BD-REではUDF 1.50/2.01/2.50のいずれでもwrite可能だった。しかし、BD-Rではmkdirは可能であるがファイルのコピー等を行うとumountするまでは利用可能であるが、umountがフリーズしてしまい、システムのshutdown/rebootもできない状態になってしまう。仕方なく電源を強制断してBD-Rを取り出すと、そのBD-Rは全く利用できないものになってしまう。今回DB-R DLを何枚もゴミにしてしまった。
(8) 意外なことにwindows 10で書くのが一番信頼できるようだ。FreeBSDのHDDのデータをnfsでmountするにはWindows10pro以上が必要で、かつwindows10proのnfs clientがUTF-8に対応していないので実験するのを躊躇していたが、FreeBSDのminidlnaサーバのデータをwindows10のexplorerの「ネットワークの場所」(network locations)からbrowseしてコピーすればUTF-8問題も発生せずにきちんとコピーできることが判った。sha512(windows10ではcertutil -hashfile ファイル名 sha512)でサーバ上のファイルとsha512が一致することも確認した。