最近の15-Current(その2:LLVM broken on main)

今度はmake installworldしたらLLVMが壊れました。
freebsd-current MLでSubject: LLVM broken on main (arm64)?で話題になっていたのですが、arm64なんか関係ないやと思ってちゃんと読んでいなかったのが敗因でした。arm64固有の問題ではなく、amd64でも発生します。このbugに当たるとllvmが動作しなくなり、cc -v等が死ぬため、回復するのが困難になります。MLの情報では、buildworld前に毎回make cleanを行えば大丈夫なようです。私はggateを使って/usr/{src,obj}をwr mountしているマシンだったのですが、複数の環境が同一マシンにあったので、別の環境でmake clean && make buildworldを行い、今度は該当環境の/usr/bin/ccを

#!/bin/sh
cat <<EOF
FreeBSD clang version 19.1.7 (https://github.com/llvm/llvm-project.git llvmorg-19.1.7-0-gcd708029e0b2)
Target: x86_64-unknown-freebsd15.0
Thread model: posix
InstalledDir: /usr/bin
EOF

に置き換えてmake installworldをやり直して回復させました。(/usr/bin/ccがllvmのままだと、make installworldが先頭付近のcc -vで死んでしまい実行できないため。)

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