conoha VPSの1GB化(その5:移行しました)

本日、1GB VPSを再作成し、移行しました。
この書き込みは新しいVPSだけに行っているので、これが見えていれば新しいVPSに接続していることになります。DNSの移行はこれから行うので、しばらくは不安定な状態が続くと思います。なお、移行作業は以下の通りです。

(1) 旧VPSのイメージ保存
 前回の作業で、無料で使用できる50GBのち30GBを使っていたので、一旦イメージを削除して、再度、保存しました。前回は何度も画面を切り替えて、いつ終わるのか見ていましたが、今回は40分経っても画面が変化しないので、一旦画面を切り替えた後に戻ってみたら、既に終了していたため、正確な時間は不明です。

(2) 割引きっぷを(1)で保存したイメージを使ってサーバ新規作成で購入。
 前回は作成されたサーバは割引きっぷの表示が付きませんでしたが、今回はちゃんと表示が付きました。作成は10分程度だったような気がします。(時間を計測し忘れたため正確ではありません。)また、前回失敗した時より百数十円値上げ(?)されていました。

(3) VPS設定でコンソールキーマップをjaからen-usへ変更
 うっかり変更するのを忘れて(2)のサーバを起動してしまったため、一旦サーバをshutdownした後にキーマップを変更して再起動しました。この変更を忘れると、英語キーボードを使っていても日本語キーボード配列となるため、記号等の英語/日本語キーボードで配列が異なるものを入力する際に非常に困難になります。

(4) SSDを修復
 30GBのイメージがそのまま新サーバの100GB SSDにコピーされているため、gpart recoverで修復します。

# gpart show
=>      34  62914486  vtbd0  GPT  (100G) [CORRUPT]
        34       512      1  freebsd-boot  (256K)
       546  54525952      2  freebsd-zfs  (26G)
  54526498   8388022      3  freebsd-swap  (4.0G)
# gpart recover vtbd0
vtbd0 recovered
# gpart show
=>       34  209715126  vtbd0  GPT  (100G)
         34        512      1  freebsd-boot  (256K)
        546   54525952      2  freebsd-zfs  (26G)
   54526498    8388022      3  freebsd-swap  (4.0G)
   62914520  146800640         - free -  (70G)

(5) SSDをresize
 取り敢えず、freebsd-zfsを42GB、freebsd-swapを8GBへresizeすることにしました。

1) swapを停止
/etc/fstabのswap行をコメントアウトしてreboot
2) resize
# gpart delete -i 3 vtbd0
vtbd0p3 deleted
# gpart show
=>       34  209715126  vtbd0  GPT  (100G)
         34        512      1  freebsd-boot  (256K)
        546   54525952      2  freebsd-zfs  (26G)
   54526498  155188662         - free -  (74G)
# gpart resize -i 2 -s 42g vtbd0
vtbd0p2 resized
# gpart show
=>       34  209715126  vtbd0  GPT  (100G)
         34        512      1  freebsd-boot  (256K)
        546   88080384      2  freebsd-zfs  (42G)
   88080930  121634230         - free -  (58G)
# gpart add -t freebsd-swap -l freebsd-swap -s 8g vtbd0
vtbd0p3 added
# gpart show
=>       34  209715126  vtbd0  GPT  (100G)
         34        512      1  freebsd-boot  (256K)
        546   88080384      2  freebsd-zfs  (42G)
   88080930   16777216      3  freebsd-swap  (8.0G)
  104858146  104857014         - free -  (50G)
3) swapを再開
/etc/fstabのswap行をコメントアウトを外してreboot

(6) zfsの領域を拡大
autoexpandはoffにしてあるので、手動で拡大しました。

# zpool get autoexpand hoge
NAME   PROPERTY    VALUE   SOURCE
hoge   autoexpand  off     default
# zfs list hoge
NAME   USED  AVAIL     REFER  MOUNTPOINT
hoge  17.6G  7.46G       19K  none
# zpool online -e hoge vtbd0p2
# zfs list hoge
NAME    USED  AVAIL     REFER  MOUNTPOINT
hoge   17.6G  23.0G       19K  none

(7) 各種設定ファイルの修正
 VPSの引っ越しによりIPアドレスが変更となったことから、/etc/rc.conf, nsd, wordpress, apache, ipfw, sendmail, sshd, dovecot等の設定ファイルを修正しました。

(8) conohaのDNSの更新
 conohaのDNSはsecondary機能がないため、正引はprimary serverと同様な設定を行いました。もちろん逆引きの設定も行いました。

P.S. 各種パラメータは、巨大なプロセスをkillする閾値以外は500MB VPSの設定値のままです。巨大プロセスの閾値は600MB -> 900MBに増やしましたが、更に先程1200MBに変えてみました。ここら辺は、しばらく様子を見るしかないと思います。

P.P.S. 今までもwordpressのサイトヘルスを見るとcacheを導入するように言われていましたが、従来は600msec以内には収まっているので単なるお勧めの表示だったのが、今回は600msecを超えており致命的と表示されるようになってしまいました。でも、体感的には今までと大差ありませんし、この構成でcacheにメモリーを喰われるのも得策とは思えないので、この警告は今の所無視しています。

その4へ戻る その6へ続く